2008年08月23日
高出力半導体レーザーは、主に下記の用途に使用します。
高周波電流による切開や小血管の出血のコントロールが可能です。
整形外科やにおいて骨を削ったり・整形する機械です。また、歯科分野でも歯の分割などをスムーズに行うことが可能です。
超音波の振動を使うことにより確実な歯石除去を行います。
止血・切開・凝固・血管シール切断・蒸散の効果が得られ外科処置に活躍する高出力半導体レーザ手術装置です。また、出血、疼痛、腫脹が少なく、術後の回復も早いのもレーザー手術の特徴であり動物の負担を軽減できるのも利点です。
無麻酔で行える治療であり血行や細胞の活性化を促し、小動物の捻挫、皮膚炎、裂傷に対して、疼痛の緩和、消炎、創傷治癒促進に非常に効果的です。特に椎間板ヘルニアのリハビリのなどの神経の病気の治療においても絶大な効果を示します。
眼圧の上昇により疼痛、視力の消失の起こる緑内障に対しては毛様体という部分をレーザーにより光凝固させ眼房水の産生を抑制します。
レーザーを用いた歯周病の治療では歯周ポケットにファイバーを挿入し、低出力でのレーザーを照射することで、殺菌と熱による歯肉の引き締めを主に行います。
無麻酔~鎮静で行うことが可能で体表の腫瘍などをレーザーによって蒸散させます。場合によりレーザー光の波長を吸収しやすい色素を用いることもあります。
すべての腫瘍で適応になるわけではありませんが、腫瘍細胞では42℃と正常細胞では44℃と温度によって細胞自体の生存率に違いがあります。このことを利用して一定の温度で患部を温めることにより腫瘍細胞を死滅させます。