犬・猫ペット健康診断パック

東大阪(瓢箪山)の動物病院「ライカ動物病院」は人と動物の楽しい生活をお手伝いするホームドクターを心がけています。

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コラム

「赤い」おしっこのはなし

「おしっこが赤い。」

さてどのような病気が考えられるでしょう?

尿の色が赤いといっても血であるのか、血は出ていないが血の色素であるヘモグロビンや筋肉の色素であるミオグロビンが出ているのか考えなければならない。

また、血が出ていたら膀胱~尿道からなのか、腎臓などからなのかなど一般的に「血尿」とされている「赤いオシッコ」にはさまざまな原因がある。

 

今回の症例は頻尿傾向があり、見た目には普通の色の尿をしていたワンコです。

マダニと貧血について

まだまだ冬の寒さを感じる日もあるが徐々に寒さも和らいできた。もうすぐ春がやってくる。

春、それはわんちゃんと生活している家族にとっては特に大切な時期がやってくるという季節である。

狂犬病予防接種、フィラリア予防(コラム「フィラリアのはなし」を参照)ノミ・マダニ予防。大切な家族を病気から守るためさまざまな予防が必要なシーズンの到来だ。

 

昨年もマダニによる病気に何度か遭遇することとなった。(生駒山系という土地柄も多分に関係しているのだが・・・)

それは、・・・

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎のはなし(2)

 

「アトピー性皮膚炎が疑われます。何に対してアレルギーがあるか検査しましょう。」

「アトピーやからこのフードあげて下さい。」

そういって検査をしたらあれもこれも検査にひっかっかって身の回りのものすべてアレルゲン(アレルギーの原因物質)?ということはないだろうか?

 

アレルギー検査とはいったい何?今回は、アレルギー検査とこれまでの治療、これからの治療についてのお話です。

アトピー性皮膚炎のはなし(1)

 「シャンプーに行ってから体をかゆがってます。よく見たら真っ赤になってて・・・。」

「毎年、夏になるとお尻のあたりを咬むんです。」

「一歳くらいから眼とか口のまわりをよく床にこすり付けてたまに血が出るくらいになっちゃうんです。」

とか皮膚のトラブルで来院される患者さんは結構多い。

今回は皮膚炎の中でもやっかいな「アトピー性皮膚炎」について

     アトピーとは何なのか?どんな子がなりやすいのか?

     どうやって他の病気と見分けるのか?

     現在、どんな検査方法が可能でその検査にどんなメリットがあるのか?

     その治療法とは?

 

今回はまず①、②についてお話していきましょう。

 

熱中症のはなし

 

暑い・・・。わんちゃん・ねこちゃんの暑さ対策は万全ですか?

さすがにここまで暑い日が続くと、病院に訪れる子はエアコンのきいた車で連れてきてもらう子や涼しい時間に来る子が多くなってくる。それでも日中、ふと外を見てみると暑い時間にお散歩をしている子をみかけることがある。そんな時は「熱中症で運び込まれてこんやろな?」と心配になる。(今年も何度、そんな心配をしただろう?そしてこれから何度心配するんだろう・・・?

フィラリアのはなし

今年もフィラリア予防の季節がやってきた。わんちゃんを飼っている人にはお馴染みの「フィラリア」だが「夏だけのめばいいのよね。」「うちはマンションだ からいれへんわ。」「外におるけど蚊取り線香ちゃんとしとるから大丈夫。」などまだまだこの病気に対して誤解がある。フィラリア症は命にかかわる重大な寄 生虫疾患だ。だからフィラリア症がどのような病気であるのか、そして予防についてきちんとした知識を持つことが必要なのだ。

猫の鼻炎のはなし

寒い季節になると鼻水を垂らして連れてこられるねこちゃんが増えてくる。本格的に寒くなってくると、気温の低下や空気の乾燥によって病気への抵抗力が落ちてしまい、ウィルスに感染しやすくなるためだ。

 

一般に「ねこ風邪」と呼ばれるものであるが多くはカリシウィルス、ヘルペスウィルス、クラミジアなどの感染が原因となる。ウィルスの感染によって起こる伝染病のため、お家に多くのねこちゃんが生活している場合、次々に同じ症状の子が連れてこられることも少なくない。

 

 

椎間板ヘルニアのはなし

夜の900外来診察も終わり、入院の子たちのケアをしていると電話がなった。電話はいつもお耳のチェックに来ている5歳のミニチュア・ダックスちゃんのお家からだ。「今朝まで普通に元気だったんですが仕事が終わって家に帰ってみるといつもお迎えに出てくるのにこないんです。で、おかしいと思って見てみたら後ろ足が立たないんです・・・」

もちろん、こんなときは「すぐに病院に連れてきてください。」

 

実際に診察をしてみなければ分からないが「椎間板ヘルニア」の可能性がある。もちろん他の原因からの起立不能かもしれないが緊急であることは間違いなさそうだ。

 

椎間板ヘルニアが発生すると、神経麻痺や痛みによって、背中を触ると痛がる、足を引きずる、ふらつく、段差の昇り降りを嫌がる、起立困難、元気がなくなるなどの症状が現れ、放っておくと、一生にわたる下半身不随になる恐れがある。そうなるとオシッコすら自力では出来ないのだ。

犬種では、M.ダックスフンドが特になりやすくそのほかにビーグル、シーズー、トイ・プードル、ペキニーズ、パグなどにもよく見られる。

 

猫の膀胱炎のはなし

夏が過ぎて涼しくなってくるとオシッコの出が悪いねこちゃんが連れてこられる。

来院理由はさまざま・・・。

「これまでにもあったんやけど今年もまたおしっこが出にくそう。」

「○○ちゃんが血尿したんです。」

「なんかそわそわして落ち着きが無くて・・・・。よくおちんちんを自分で気にしてるみたいなんです。」

「どうも便秘みたいで何度もトイレにいっていきんでるんです。浣腸してもらったら治りそうなんやけど。」

ヒトの便秘とは違うのだが確かに「巨大結腸症」など便が出にくくなってしまう場合もある。しかし、膀胱炎で残尿感があったり通常出せるはずのオシッコが何らかの理由で出なくなってしまっていることのほうが多い。

 

東大阪のライカ動物病院