2008年08月24日
フィラリア予防・ワクチン接種などさまざまな予防や生活環境がよくなったことでわんちゃん・ねこちゃんなどの寿命はとても長くなりました。心臓、肝臓、腎臓などの内臓の病気、甲状腺や副腎などのホルモンの病気、関節の病気、そして「がん」もたいへん多くみられるようになっています。
一方で、獣医学の進歩によって、以前では治せなかった病気が解決できたり、うまく病気とつきあう方法も見つかるようになりました。
ライカ動物病院では、検査結果を出来るだけ早く患者様へお知らせでき、処置できるように下記の検査機器を設備しています。
貧血の有無や白血球が高くないかなどの血球計算や腎臓や肝臓を含めた異常がないかを調べる生化学検査、体の中のイオンバランスがみだれていないかを確認する電解質検査などが可能です。健康診断はもちろん調子をくずしてしまったり、手術前に血液検査を行います。定期的な検査によって病気の早期発見・早期治療を心掛けています。
体の外からではわからない心臓をはじめ肝臓、腎臓、副腎など体の中の異常の有無をを超音波で検査します。痛みを伴わない検査であり、たとえば心臓病なら血液がどこで逆流しているか、血液を送り出す力が十分かなどを確認してお薬を選ぶことが可能です。カラードプラ機能もあり血流異常などの判別も可能です。
動きのある情報をお伝えするため緊急を要する場合を除きご家族の方にも同席していただいています。
動物専用のレントゲン装置を使用しておりデジタル化に対応しているため非常に少ない被爆量での撮影と短時間での診断が可能です。骨格の異常・胸やお腹の中の異常をいち早く判別します。被爆量も少ないため妊娠確認でも安心して撮影が可能です。
マイクロチップとはペットの皮下に埋め込む小さなチップのことで、そのマイクロチップの情報を専用の読み取り機で読み取り、個体の識別を行うことができます。
当院では「ライフチップ・バイオサーモ(ISO11784/5規格)」という個体識別と同時に体温測定も可能なマイクロチップを導入しています。
チップの大きさは「2mm×13.5mm」という小さなものであり生体への安全面でも問題ありません。「埋め込む」といっても通常の予防接種のときに使用する針よりも若干、太くなる程度ですので鎮静などは特に必要ありませんのでご安心ください。
迷子になったときや盗難や災害時などでパートナーと離れ離れになってしまったときもマイクロチップにより情報と照合することが可能です。迷子などでご家族のもとへ帰ることができない、かわいそうな子を少しでも減らすためにも当院ではマイクロチップを導入しています。
※マイクロチップご希望の方は、ご相談ください。