犬・猫ペット健康診断パック

東大阪(瓢箪山)の動物病院「ライカ動物病院」は人と動物の楽しい生活をお手伝いするホームドクターを心がけています。

トップページへ戻る
HOME >  お知らせ > 小動物の健康について

小動物の健康について

2008年08月26日

うさぎ

ウサギは完全終生草食動物で、高線維食を消化するために咀嚼、発酵、吸収以外にも盲腸便を食糞するという二重消化機能を持つことが特徴です。自然界では肉食動物に捕食される動物で天敵から逃げるために骨を薄くし体重を軽くし、強靭な後ろ足で飛び跳ねてさまざまな危険から身を守ります。大きな耳や頭の横に位置する眼で周囲を観察するのに適しています。

不正咬合

ウサギさんの歯は一生、伸び続けます。通常は線維質の高いものや硬いものを食べることにより自然に歯は削られて丁度よい長さに調節されます。不正咬合は生まれつき咬み合わせが悪い場合にも起こりますが歯が磨耗できない食べ物を食べることによって磨耗回数が減ってしまい起こることがあります。
食べることが出来なければ胃腸の運動も落ちてしまい便の量や大きさが小さくなってしまいますので常に便の量などは観察しておいてあげてください。

腎結石・尿結石

食事の栄養のバランスの偏りや細菌の感染、そしてカルシウムの代謝では犬・猫などとは違い余分なカルシウムは便ではなく尿から排泄されてしまう、などの生理的な要因などで炭酸カルシウムを主とする結石が出来やすくそれにより泌尿器(特に腎臓・膀胱)に結石が出来やすくなります。子ウサギにはしっかりとしたカルシウムが必要になってきますが大人のうさぎでは適切な量のカルシウム組成を考えてあげましょう。

肥満

うさぎの肥満

高カロリー、高脂肪、低線維質の食事によりウサギは肥満になってしまいます。過度の肥満により足の裏に皮膚潰瘍が起こったり、肛門に口が届かなくなり盲腸便が食べられなくなったり、胃腸の運動が落ちてしまったりします。

フェレット

フェレットはイタチ科に分類される肉食動物です。動体視力、瞬発力などをとってもとても高い運動能力を有しています。食べ物の消化に関しても高タンパク質を消化するために栄養の吸収に優れ消化時間が短いのも特徴です。

異物摂取・腸閉塞

フェレットはとても好奇心が旺盛でいろいろなものを口にしてしまうことが多いので注意してあげてください。大きさが大きいと腸につまってしまう事があります。

下痢・嘔吐

フェレットの下痢・嘔吐などの消化器症状にはさまざまな原因が考えられます。細菌・真菌・ウィルスの感染や異物によるものなどです。
なかにはヘリコバクターと呼ばれる人のピロリ菌に近い細菌の感染が起こることもあり急性の嘔吐が現れることもありますし、増殖性腸疾患、好酸球性胃腸炎とよばれるような腸疾患もあります。

副腎疾患

副腎からはさまざまなホルモンが分泌されますが、何らかの原因でホルモンが過剰に分泌されることにより脱毛や、メスでは外陰部の腫れ、オスでは前立腺肥大による排尿障害が起こることがあります。

ジステンパー

犬ジステンパーウィルスの感染による致死的な病気です。このウィルスは空気感染を起こし、特異的な治療方法がないため予防が大切になってきます。
※現在のところ「フェレット用」のワクチンというものはありませんので「犬用」のワクチンでの代用をしていくしかありません。

フィラリア症

わんちゃんの病気だと考えてしまいがちですがフェレットにも感染してしまいます。感染経路などは同じですが犬よりも心臓の大きさが小さいことからも想像できると思いますが少数の感染でも強い症状が出てきてしまいますのできちんと予防してあげましょう。

 

 

ハムスター

ハムスターは、草食に近い雑食性で野生での食事は植物の葉や茎、根、種子そして昆虫などです。良質のハムスター用ペレットとともに動物性たんぱく質などを副食としてあげるとよいと思います。

下痢

下痢は子供のハムスターでよく起こります。細菌・ウィルス・原虫などの感染で起こることもありますし、尾や肛門周囲が下痢でぬれてしまうため「ウェットテイル」といわれる増殖性回腸過形成炎を起こすこともあります。
急性、重症例では命にかかわることもありますので下痢に対しては早期の治療が必要になります。

皮膚病

皮膚病の多くは脱毛として起こることが多いです。原因は細菌、寄生虫、ホルモンの不均衡や内臓疾患の影響などさまざまです。特に、「ニキビダニ」という寄生虫による脱毛が多いのも特徴です。このダニは子供のころに皮膚に寄生し何らかの理由で免疫力が低下した時に症状が起こりやすいといわれています。

腫瘍

ハムスター

高齢のハムスターには腫瘍が多く発生します。腫瘍の発生原因には食事、ホルモン、環境、遺伝などが考えられ、ほかの動物と同じように良性・悪性があり、悪性の場合では転移や再発が認められ食欲や元気がなくなります。致命的なこともあるので普段から注意深く観察してあげましょう。

最近のお知らせ。

東大阪のライカ動物病院