2010年12月09日
今月、獣医専門雑誌「CLINIC NOTE(No.65)」の「特集:一次診療におけるCT検査の活用術」に掲載されました。
内容は「術前計画を立てるためのCT検査の活用」についてで肺癌の患者さんでレントゲン検査~CT検査~オペまでの流れで、どうしてCT検査を必要としたのか、またCT検査をすることによって情報を得ていかにオペリスクを減らせたのか、ということを中心にお話させていただきました。
この患者さんは他の手術予定で術前検査を行って偶然、胸腔内の腫瘍の存在が明らかになりCT検査を行いました。そこで肺の腫瘍であること、そして主要な血管を巻き込んでいないことなどが確認できたため、ご家族が当院でのオペを希望し実施しました。病理検査結果は「肺腺癌」で、完全摘出でした。現在オペ後、1年以上経過していますが転移も再発もなく元気にしてくれています。