大変な天災が起こってしまいました・・・。東北を襲った大きな大きな地震、そして津波・・・。
千をこえる避難所、万をこえる死者と行方不明者の方々・・・テレビやラジオの報道に言葉を失いました。そして私自身、思い出すことがありました。
今から16年前の1995年1月17日、当時私の住んでいた兵庫県も大きな地震に見舞われました。
高校生だった私は、明け方にどこからとも無く聞こえるそれまで聞いたことの無い「ゴー」とも「ドドド」ともつかない大きな音に目が覚めました。何の音かと気づく間もなくドーン!!という下から突き上げるような、爆発のようなものが起き、家具が飛び跳ね、大きく揺れ続けるのを見て初めて、音が地鳴りであったこと、爆発かと思ったものが地震なのだと分かりました。
ひどい揺れがおさまり、家族4人で居間に集まるとテレビをつけましたが、まだ速報も出ておらず、家中の時計はすべて落ちて止まっていました。外に出るとどこかで報知器の警報が鳴っていて、暖房をつけるのも危ないかもと暖房はつけず、また余震でドアや窓が開かなくなるといけないので一番大きな窓を開け放ってヒュウヒュウと真冬の冷たい風が吹き抜ける中、家族で毛布にくるまって明るくなるまで過ごしました。
すでにぼんやりとした記憶だと思っていましたが今回の報道をみていて、自分でもびっくりするほどいろいろな出来事を鮮明に思い出し、驚きました。実際、兵庫県では今回の東北の地震の報道などを見て、過去の記憶が戻る「フラッシュバック」という現象で動悸などの体調不良を訴える人もいたそうです。
天災というものはそうやって、すっかり元通りの日常に戻ったように見えても、これからきっと一生、被災した人たちに大きくのしかかるのだと思うと本当になんと言えばいいのか分かりません。ありきたりのお見舞いの言葉もどこか他人事のようで・・・あまりいい気分がしません。ただただ、震災にあわれた方々が、たとえ時間がかかっても、いつか「がんばって復興していこう!」と心から思えるように・・・生活に希望が持てるようになって欲しいと願うばかりです。
※義援金詐欺が横行しているそうです。許せません!義援金は素性の分かる機関に託しましょう。また、素性のはっきりした機関をかたった街頭募金詐欺などもあります(街頭に立ってる人自身も詐欺と知らず騙されていたりします…。)ので、確実に被災者の方に届くよう、振込みを利用しましょう。